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ポッポヤ [散歩とお出かけ]

 

 

  浅田次郎が結構好きです

  特に短編かな

  ストーリーテラーとして読ませるので

  勿論長編も面白いのですがね

 

 

 

  • 鉄道員(ぽっぽや)

    鉄道員(ぽっぽや)

    • 作者: 浅田 次郎
    • 出版社/メーカー: 集英社
    • 発売日: 1997/04
    • メディア: ハードカバー

 

 

 

  この短編集も味わい深い

 

 

 

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  廃線になる架空の駅「幌舞」が舞台だった

  ここはその小説を映画化したときの駅

  短編小説を膨らました映画

  数々の賞を受賞したようだが

  なんだか今ひとつ食い足りなかった

  あれはやっぱり短編の味わいだね

 

 

 

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  この駅は根室本線の実際の駅

  「幾寅」が本当の名前だ

  勿論、今でも使われている現役だ

 

 

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  夕闇迫る黄昏時

  私でも不思議と感傷的になるね(笑)

 

 

 

五郎治殿御始末 (新潮文庫)

五郎治殿御始末 (新潮文庫)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/04/25
  • メディア: 文庫

 

 

  個人的に一番お気に入りの短編集はこれかな

  結構地味です

  藤沢周平とは一味違う、市中の物語

  しみじみするのよね~

 

 

 

 

 


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セカイハカワリマスカ [散歩とお出かけ]





  カミサンが来年のカレンダーをボランティアセンターで買ってきた



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  NPO「地球の木」のカレンダー

  その写真には長倉洋海氏の写真が使われていた







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  きっかけなんて偶然のような顔をしてやって来る

  キヤノンギャラリー品川で氏の写真展をやっていて

  ファンである私は行きたかったのだ

  背中を押されるようにして観てきた

  
  報道写真

  伝える事で世界が変わってくれることを信じる

  人間の基本的欲求は幸せの追求であることを知る

  忘れて仕舞がちになる事を思い出す

  アマゾンなどで検索すると

  氏の写真集が見付かると思う

  手にとって眺めて欲しい

  19日まで写真展はやっているので

  時間が許すかたは是非!







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  1日早いが

  ブログを始めてから毎年同じ彼の事を書いてきた

  同じように歌で伝えて

  世界が変わることを信じた人間がいたことを

  29年前NYの路上で凶弾に倒れた







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  日本の真珠湾攻撃も同日8日

  宣戦布告の前の攻撃だと言って

  卑怯な日本というプロパガンダに米国は使った

  戦争は許すべきものではない

  日本の選択を認める気もさらさらない

  米国滞在中その日になると

  「真珠湾を忘れるな!」というスローガンが新聞の1面をかざる

  その後の米国の戦争で

  その国は攻撃の前に宣戦布告をしたことは無い

  ベトナム、パナマ、イラク・・・・・・・・



  信じなければ変わらなことを私達は知っている

  

  セカイハカワリマスカ














  

  

  

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新年会なのね [散歩とお出かけ]

 

 

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  単車乗りが集まっての新年会

 

 

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  赤坂の裏通り

  100年近く続いている老舗だそうな

 

 

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  床の間は正月らしくおめでたい

 

 

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  呑んで、しゃべって、食って、笑って

  最後のご飯はステーキ丼

  このお肉が絶品!

  シルクロードが待ってるぜ!で散会

  この後二次会へ

  この時大文字のPACEさんへうらやましいだろ〜メールを送る

  まったく大人げない事である

  したたか酔って帰ってきたら

  暖房の効いた部屋でそのまま寝てしまった

  酔いが覚めてみたら早朝まだ外は暗い

  こんな時間にブログを書いている(笑)

 

  昨年、天皇誕生日のあたりに風邪をひきこじらせた

  今年になってあまりの調子の悪さ

  生まれて初めて耳鼻咽喉科の扉を叩いた

  菌が頭へ回って、急性蓄膿症だそうな

  少なからず脳みそもやられてるね

  道理で今年になって頭が回らないはずである(何時もよりね)

  今年になって「痛い」が続くが

  こんな時は旧暦で考えて

  年内に悪いことが終わればよろしいのですね

  ここ数年

  誕生日も面倒くさいので

  正月に歳をとるということに決めていた

  もっとも家族の中で私だけなのですがね

  今回は年をとるのが例年よりちょっと遅れる(笑)


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ちっと通して下しゃんせ [散歩とお出かけ]

 

 

   御大師様の細道で

 

 

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  お札を納めに参ります

 

 

 

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  行きはよいよい

  足元ヨイヨイ

 

 

 

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  1年たった厄払いのお札

 

 

 

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  老若善男善女ですよね・・・・

 

 

 

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  二十日大師の初大師

  護摩が焚かれ闇を焦がし

 

 

 

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  初大師の参道には屋台も並ぶ

 

 

 

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  白蛇は御神体・・・・・って・・・・ここはお寺なんですけど・・・・・(ちゃんと生きてましたよ)

 

 

 

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  昔ながらの達磨ははいいね〜

  選挙の時ぐらいしか大きなモンは見ませんけど〜

 

 

 

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  こんなモン食らって

 

 

 

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  蕎麦を肴に昼間の升酒

  行きはよいよい

  帰りはもっとよいよい

  通りゃんせ、通りゃんせ

 

 

 

  サリンジャーが亡くなった

  いなくなってから随分と月日が過ぎすぎて

  実感がない

 

 

 


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アナタハコナイ [散歩とお出かけ]

 

 

 

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  今更なんですが

  神奈川県にも雪が降りましたね

  山沿いより平地のほうが降ったようです

 

 

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  唄の文句じゃないけれど

  雪は降る あなたは来ない

  白い雪がただ降るばかり

 

  アダモの曲

  日本語の歌詞は安井かずみなんだね〜

 

  誰も来ないなら

  全部私一人で食べちゃいますから〜

 

 

 


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オオムカシ男アリケリ [散歩とお出かけ]

 

 

 

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  実家の片付けをしていた

  りっぱな物置と化している昔の暗室とか・・・・・

  私の父は大酒飲みで

  尚かつ5年以上は同じ所に住むのが苦手な人だった

  引っ越しも多く、荷物も霧散する

  私も父も過去はどうでもよいといった性格

  はっきり言えば、整理してちゃんと残すことが出来ないだけ(笑)

 

 

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  こんなカメラが出てきた

  多分、母が片付けておいてくれたのだろう

  修学旅行に持って行った記憶がある

  その後高校へ進学しニコンの一眼レフになる

  そんなことは随分と以前に書いた覚えがある

 

 

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  こんなフィルムケースとパトローネ

  後の左は初期コダックのフィルムケース、蓋もアルミでネジ式

  真ん中はその後蓋だけが樹脂になったケース

  両方ともトライXパンが入っていたケース

  右は同じ時期のフジフィルムネオパンのケース

  前列のパトローネ、3本ともフジのパトローネ

  左は長尺のトライXを詰め替えるのに使ったモノだろう

  中は好んで使ったネオパンFでASA32

  今のコピー機など夢のようだった時代

  右のフィルムで原稿を写真で撮った

  そんなコピー専用のフィルムASA32

  これなどタングステン灯換算の感度なので

  わざと外で使うときは2絞りは開けないと使えなかった

 

  片岡義男の「スローなブギにしてくれ」の初版本があった

  埃にまみれて黄ばんだ本をめくると

  写真が挟まれていた

 

 

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  南回りでアジアから欧州へバックパックで旅をしたときの写真

  イタリアで意気投合した日本人か撮ってくれて私に送られた写真だった

  左上から時計回りで、ベネツィアのトラットリアのオヤジさんと

  次は多分ローマののみの市での写真

  夜行列車2等コンパートメントで酒盛りをしていた時、車掌も一緒に酒盛りに参加した写真

  私はイタリア国鉄の帽子をかぶって赤ら顔で写真に収まっている

  ワイン、パン、チーズそしてナイフとワインオープナー

  こいつは貧乏旅行には欠かせない

  最後はどっかの宮殿(多分ローマ)

  3人が好きかってしているさ(笑)

  カミサンに見せると

  「ジジイでハゲになったけど、してる格好は今と変わんないね〜」と言った

  30数年、している格好は変わらない(笑)

  因みに、私は金が無くカメラも売り旅に出た

  故に私が撮った写真は無い

 

 


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出来事は過去か未来か [散歩とお出かけ]

 

 

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  昼下がりの午後

  昼下がりは既に午後であって意味の重複

 

 

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  後発の電車に乗るために鳩は並ぶ

  何故、この後に電車が来るのを信じられるのか

 

 

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  本が並ぶ街は素敵だ

  何故多くの人々は本を読むのを止めたのだろう

 

 

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  意識の淵のその中で

  その世界は存在の意味を失う

 

 

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  我が存在すれば世界は存在するのか

  世界が存在すればこそ我は存在するのか

 

 

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  意味の重複は限りなく続く

  事実の積み重ねはこの身を苛む

 

  行きすぎる時に身を任せて

  果てしなく流れていき

 

  遠い未来で君に出会うことが出来たら

  私は君がわかるだろうか

 

 

 


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春か?遙か? [散歩とお出かけ]

 

 

  まっこと日本の国は南北に長うございます

  いやなに、ちょっと出かけてたんですけどね

  出かけたときは、そりゃ陽気がよくて

  東京でも今にも桜が咲いて春爛漫かと思わせるような時

 

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  北の大地に降り立ったときには雪景色

  時折吹雪く空の塩梅

 

 

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  旅籠の廊下もすっかり冷えて

  泊まる人もいない静かな様子

 

 

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  温泉にしっかりと浸かり

  芯まで温まり

 

 

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  熱燗徳利の首摘んで

  良い風情でございました

 

  帰ってくれば

  花冷えの気候に思わず一枚羽織ったりして

  桜は咲いておりますが

  寒さもまだまだ続くので御座いましょうか

 

 


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2010年の犬ぞりですからーその1 [散歩とお出かけ]

 

 

  先月の話ではございますが

  ニセコ・札幌と飲んだくれ

  1日車で走って着いたところは

  知床の入り口、標津でございます

  札幌から500kmほど走って

  着いたときにはすっかり暗くなっておりました

  いやなに、寄り道寄り道の道中だったのですけどね(笑)

 

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  そこには南富良野のワンコたちがいたのさ〜

  どんな風にここまで連れてきたかというと・・・・・・

  こんな感じで来たのだという!驚き!!!

 

  リンク先の万月堂は1年ぶり

  またもや飲んだくれて

  薪ストーブの前で寝てしまった

  なかなか自らの意志で眠りにつくことは難しい(笑)

 

 

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  翌朝、橇に荷物を積む

  酒とかラムとかウイスキーとかワインとか・・・・・・

  もちろん!おつまみも忘れてはいけないのだ〜

 

 

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  ソリはそれぞれの荷物で満杯!

  いちお言っときますが

  テント、食料、寝袋等々も勿論積んでおりますから

 

 

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  今回私のチームには

  狼の血を濃く引き継ぐウランがいる

  こいつは1歳

  しかし、力は途轍もない!

  昨年はまだ生まれたばかりでね

  ちっこくて可愛かったのよ〜

  こんなに凛々しくなっちゃてね〜

 

 

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  大平原を犬ぞりは行く!

  未知のコースに犬達も戸惑いながらも力強く行く

  スタートのかけ声は「ハイク!」

 

 

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  平原を抜け、林道に入っていく

  春に成ってるとはいえ・・・・・・

  緩んだ雪は、ソリを降りると腿まで埋まる

 

 

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  雪をならして、幕営地の設営

 

 

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  ペグは穴を掘って埋める

 

 

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  こんなテントが設営される

 

 

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  出来上がったら

  先ずはワインでも軽くね

 

 

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  こんな感じで遊ぶんですって

  ちなみに私、スキーは苦手なんです(笑)

 

 

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  さてさて、まだまだお仕事はありますよ

  翌日のコースの整備

  雪崩で塞がった林道に行くのですよ

  スコップでソリの道を造る

  残念ながら写真は無いのですが

 

 

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  帰ってまいりましたら

  私たちより、先ずはワンコ達の食事ね

 

 

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  夜も更け

  気温も下がってまいりました

  この時ばかりは、行き倒れに成るわけにはいきません(笑)

  意識のある間に、寝袋に入らせて頂きました

 

 

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  いやはや

  素敵な夜が過ぎていきます

  続きはまた次回

 

 

 

 

 

 


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2010年の犬ぞりですからーその2 [散歩とお出かけ]

 

 

  前回からの続き

  朝の最初の仕事はテントをかたづける

 

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  そして犬ぞりで林道を行く

 

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  前日、雪崩箇所に道を付けたのだが

  その奥にもまたもやなだれ箇所がある

  しょうがないですね〜

  ここからはスキーに履き替えて行きます

 

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  気温差でレンズが曇る(笑)

 

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  スキーの苦手な私です

  スノーシューで行きます

 

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  雪崩た処はこんな感じ

  犬ぞりじゃ無理なことは判るでしょ

 

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  ー5℃ぐらいで暖かいのだが、レンズは曇る

 

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  とにかく、この道を行くのね

 

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  とある川縁でザイルを伝わり河原へ降りる

 

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  其処にあるのは温泉なのだ〜

  先ずはお掃除、浮いてるゴミを流します

 

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  流石に飲泉の回りには雪は無し

  水温も熱すぎるので、川の水で温度調整ね

 

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  ここまで運んできた(笑)ビールが美味い!

 

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  さてと、温泉に入るミッションも成功

  帰ることとしましょうね〜

 

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  犬を繋いだところまで戻って

  ちょっとした腹ごしらえとまたもや酒かい(笑)

 

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  さあ〜帰るぞ〜

  海に向かう道

  木々の切れ間から時折遠くに海がのぞく

  国後の島も見える

 

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  今回の私のメンバー5頭

  力強く信頼できるメンバーでした!

 

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  この平原を過ぎると

  今回のお楽しみも・・・・・・・終わっちゃうのね〜

 

  また来年だね!!

 

 

 


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北海道その味覚 [散歩とお出かけ]

 

 

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 新潟を10時半に出航したフェリーは小樽に早朝4時半に到着する

 小樽港に朝日を望む

 

 

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 狭いスマートの中は助手席も外して作品でいっぱい(笑)

 

 

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  まだクルマもたいして走っていない早朝の小樽で記念写真

 

 

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 普通の観光ではこういかないね

 人とクルマでいっぱいの観光地ですものね

 

 

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 札幌の写真展の会場はここ

 

 搬入展示も終わり初日も過ぎれば

 札幌でやっかいになる友人宅で宴会は始まるのでございます

 

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 生ホッケのチャンチャン焼き!

 浜料理なので普通の北海道人でも珍しいという

 味噌とネギだけのシンプルな味わい

 皮を皿にして焼き上がるニシン

 ぬる燗の酒

 極上でございます

 

 

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 お約束のジンギスカン!

 グリーンアスパラでも甘エビでもなんでも備長炭で焼かれて極上

 札幌の夜は更けていくのでございます

 

 

 

 


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極楽トンボ再び [散歩とお出かけ]

 

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 そこはスチームシティー

 再び北海道へ渡るフェリーは岸壁を離れる

 1週間を開けて又この船に乗っている(笑)

 

 

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 波穏やかな日本海に夕日が沈み

 寒さが身に染み込み熱燗が美味い

 初めて乗った1等船室で酔いつぶれる

 

 

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 広いフェリーの荷室で2.5mのスマートは頼りないほど小さい

 このフェリーには3m未満の規格があってこのクルマは安いのですよ

 360cc時代の軽自動車の名残

 

 

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  早朝小樽に到着し昼過ぎには道東知床

  今年の北海道はことのほか雪解けが遅く

  知床横断道路には残雪が多く残る

 

 

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  知床でも写真展を開催してくれるということになり

  関係各部署に挨拶に伺う

  その後、標津の万月堂

  翌朝、魚が入荷する

  まだ生きていて動いている魚たち

  ホッケ、鱈の子(氷下魚-こまい)、カレイ・・・・・・

 

 

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  これの煮付けもまた美味い

  けっこうヒョウキンなおじさん顔(顔じゃないけどね)

 

 

 

 


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2000キロ [散歩とお出かけ]

 

 

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  桜が満開の道東

 

 

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  中標津の三友牧場による

  お休みの日でチーズを買うことは叶わなかった

 

 

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  しかし、三友さんにはお会いできて

  ゆっくりとした時間を過ごした

 

 

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  この豚たちが飲んでいるのはチーズを作るときに出るホエー

  ヨーロッパでも一般的な酪農サイクルで育つホエー豚

  秋にはドングリを食べて丸々と太った美味しい豚になる

 

 

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  この環境で育つ牛は草だけ食べて育つ

  草だけ食べて育った牛の乳だけが美味しいチーズが出来る乳なのだという

  気が早い話だが、今年の冬はこの豚肉とチーズで舌鼓を打てるかな(笑)

 

 

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  帯広の公園美術館にも足をのばす

 

 

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  中札内の素敵な風景に息を呑む

 

   そして南富良野アウトライダーの元へと向かう

 

  今回のこの北海道行きはカミサンと行く初めての北海道

  と言うよりカミサンと2人で初めて旅行した

  結婚式の朝も夜勤明けで

  次の日も朝2時から仕事してましたから(笑)
 
 
  私の旅がどれだけ多くの人々に支えられているか
 
  そんなことを知ってもらう旅行でした
 
 
 
  夜中に見上げた南富良野の星空
 
  そんなご馳走の星空と友人達に出会う旅行でした
 
 
 
 
 
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  無事写真展撤収と発送も終わる
 
  最終日、私も無事沈没していくのであ〜る
 
  美味いモンばっか食っていたら
 
  3キロも体重が増えた(笑)
 
  
 
  走った距離2000km
 
  使ったガソリン100ℓ
 
 
 
  30年ぶりの作品展示
 
  神保町、札幌
 
  多くの方々においで頂き感謝です
 
  他のブログでも多く紹介して頂き
 
  数多くの方々に観て頂けました
 
  コメントなどではお話している多くの方々
 
  そんな皆様にも実際にお会いしてお話しすることも出来ました
 
  日々の雑事にかまけて、なかなかご挨拶にも伺えない有様
 
  この場を借りまして感謝を
 
  ありがとうございました
 
  新たな出発点を頂いた気分です
 
  
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  

 

 

 

 

 


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デートには向かないね [散歩とお出かけ]

  

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  我がカメラの具合がよろしくない

  だましだまし使っていたが

  街へ下り見てもらった方がよさそうだ

  案の定2週間ほどの修理行き

  カメラが無いのはちょっと淋しいね

  財布を覗けばこいつも淋しい

  急いで出てきたもんで中身を確認しなかった

  ちょっと一杯喉を潤しと思っていたのだが

  新宿の雑踏の中

  立ち飲み屋の暖簾をくぐる

  ここなら御予算少々

  あとは蕎麦でもたぐる金がありゃよい




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  我が愛車スマートも調子が悪い

  悪くなるときは色々重なるもんさ

  赤外線リモコンが使えない

  このところの暑さで赤外線受光部がやられたらしい

  セキュリティー解除も出来ないのでお手上げ状態

  修理工場までも走って行かれない

  盆休みに入る直前の工場から部品を送って頂く

  自分で治せってことですね

  

  

  クルマもカメラも電気仕掛け

  日頃の恩恵を棚に上げ

  「単純でプリミティブな方が良いね」などと嘯いてみる

  

  エアコンも付いていないようなクルマや

  おじさんでいっぱいの立ち飲み屋

  こいつぁデートには向かないね





  

  

  

  

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残暑なのですが [散歩とお出かけ]



  残暑たけなわ等という言葉は聞いたことがない

  しかし暑い



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  東名高速道を厚木で降りて小田原厚木道路へ

  一休みで昼食

  メロンパンがすこぶる美味い

  温度計は37度




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  箱根を廻り

  伊豆スカイラインへ

  気温26度

  平年ならば今の時期22度程か





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  通夜の席に顔を出し

  叔母の家に投宿

  都会では通夜が葬儀の本番のような有様だが

  田舎では昔ながらの葬儀の期日が本番

  網元だった叔母の家は夜が早い

  寝付かれない私は夜の港に出る





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  遅い午後に帰途につく

  西日が差し込む海は輝く

  温暖な伊豆でも夏の夜寒さに震えるこの峠

  それでも今年は27度を下ることはない



  斎場で話されていた話

  ここの町の話ではないが

  その町は以前斎場がクルマで15分だったそうな

  その斎場は2つの町で使っていた

  平成の大合併でその2つの町は

  別々の2つの市に合併された

  お上のお達しにより

  その町(今は市か)では40分以上

  1時間近くかけて別の斎場へ行くのだそうだ

  葬儀のやり方さえも変えなくてはいけなくなった

  風俗習慣さへもお上のシステムで変えられていくのね

  自民でも民主でもかまわないが

  幸せに生きて
 
  幸せに逝く

  そんな国にしてほしい

  すばらしい私の産まれた国日本

  信頼できる政治家

  信用できる政治

  幸せを思わせてくれる現実

  そんなものをちょっとでも味わいたい






  

  

  

  

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ギャラリー・美術館・画廊 [散歩とお出かけ]




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  山を下りて花のお江戸に繰り出すのは結構厄介

  通勤している方々には申し訳ないが

  田舎暮らしの私には結構遠い所(笑)

  だからたまに行くと欲が出る


  先ずは新宿

  知り合いの写真展にお邪魔する

  切り取られた陸奥の写真を堪能

  最近の写真の動向など

  ギャラリーの支配人と話したり

  さりげなく自分も売り込む(笑)


  山手線で次は恵比寿

  東京都写真美術館

  パリ在住写真家の写真展

  風景を切り取るのではなく

  感情をクールに切り取る写真

  カメラや写真という媒体は単なる道具でしかない

  そんなことを再認識させてくれる写真展

  表現の深淵を見せてくれる

  勿論作品は展示されたときから

  作者の手を離れ

  その意味はそれを見る者達に委ねられるのだが

  垣間見える生々しい作者の感情が眩しい

  
  以前、若手評論家のかたと都内の画廊をまわった

  私の古い感覚ではピンとこなかった

  シンプルで強いメッセージを感じなかった

  あくまでも私の感覚が鈍感なせいなのだがね

  ミニマルなものは最近流行らないのですかと聞いた

  ミニマルアートは理論武装が大変ですからと答えられた

  言っていることが判らないわけではないが

  アブストラクトは表面上シンプルな言語を持っているはずだし

  表現の重層性では自由であるはずだ

  不寛容な世相が作家に意味の説明をさせたがるのか

  多弁でなければ作品が成立しないのか

  陰鬱とした気分になったのを思い出した

  しかし、この美術館でほっとした

  まだまだこの不寛容になった世界でも

  こんな風に作品制作しているのだとね


  ほっとしたついでに恵比寿です

  やはりここではビールでしょ

  ちょっと遅い午後

  美味しいビールを外のテーブルでね



  はてさて

  友人の個展のオープニングに原宿に向かう



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  夭折した友人の遺作新作展

  作品を創り、発表場所まで決めていながら逝った友人

  その表現には随分と勇気付けられたものだった

  何を想い何を感じていたのか

  そんなことは今更判らない

  語るのは作品であり作家ではなかった

  

  3つの展覧会にちょっと作品酔いをしながら山に戻る

  オープニングで一緒になった友人達と地元に戻る

  遅い晩飯でもということとなる

  同じ米でも

  米から作った液体を所望

  またもや痛飲(笑)





  

  

  

  

  

  

  

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近頃話題の高速鉄道 [散歩とお出かけ]




  友人の結婚式があるのは南仏モンペリエ

  エールフランスで早めに予約

  結婚式の前日に現地入り

  飛行機代が高くなる前に帰ってこようという算段

  夜成田発、夜パリ発の予定だった

  成田ーパリでも成田ーモンペリエでも運賃は同額

  酔狂にもTGVに乗りたいと意見の一致でチケットは成田ーパリ

  ネットでカレンダーを見ながらの予約

  4月の終わりから5月の初めを狙ってね

  ここで大きな間違え(嬉しい間違え?)

  2つのカレンダーを見ながら、飛行機代ばかりに注目

  予約してから2〜3週間気がつかなかったのだが

  予定していた旅行日数より4日ばかり多いのだ(笑)

  キャンセルとか変更は結構高額な安いチケット

  友人とカミサンと私は1分ほど喧々諤々話し合って

  この際だからイタリアにでも行っちゃおうということと成った

  何を喧々諤々と話していたのか

  その余分な日数で何処に行こうかということね

  その分は予約も何も無しの行き当たりばったりです(笑)


  さて出発の数日前

  エールフランスからメールがあり

  往路も復路も希望の飛行機は飛ばないとのこと

  へんてこな便に変更のお知らせ

  フクシマの影響で欧州の航空会社はフライトキャンセルが続出

  結婚式当日にパリに着くんじゃまずいでしょ

  メールじゃらちがあかないので電話ね

  どうにか間に合う羽田発に変更になったのが出発2日前


  初めて海外に行った40年前も羽田からエールフランス

  今回新生羽田からエールフランス(JAL共同運航便だけど)



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  すったもんだで到着したシャルルドゴール空港

  上の写真奥の箱で荷物が引っかかって出てこない(笑)

  早朝なので係員もいなくて皆さん右往左往

  ベルトは停止しちゃうし係員はいないしさ〜

  そこにいた数人で箱の中に入って荷物出しちゃいました(笑)

  

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  始発のTGVにはそんなこんなで乗れませんから〜

  3時間後のシャルルドゴール空港発のTGV



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  窓には緊急時の窓の割り方のステッカー

  2等が取れずに1等で優雅にモンペリエ終点を目指すのね



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  昼食は食堂車で思ったら予約だけ

  ビュッフェでなんだか判らんけど食べ物ね(笑)

  これはあまり美味しくなかったけど

  2ユーロのワインが美味しい

  水と同じ値段ならやっぱワインでしょ!



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  途中、iPhoneを持っている友人がGPSで速度を測る

  いやいや300km近いスピードね



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  パリからリヨンを通って南仏までのTGV

  パリーリヨン間開通がTGVの最初の路線です

  先頭車両と最後尾が機関車の動力集中方式



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  ようよう到着したモンペリエ

  トラムの走る城壁都市

  今夜のお宿は新市街

  トラムに乗って行くこととしましょうかね







  

  

  

  

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プロバンスは雨 [散歩とお出かけ]




  さてさてモンペリエで一泊した翌日

  その隣の小さな街が結婚式の会場となる場所

  昼前にタクシーを呼び移動することとしよう

  到着したときはプロバンスの陽光が眩しかったが

  昨日遅くからあいにくの雨

  

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  パーティー会場となるホテルに到着

  このホテルはオーベルジュ

  身内の小さな昼食会

  

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  この素敵なホテル(オーベルジュ)のことはまた後でね

  こんなことでもなけりゃ宿泊することもないようなホテルですもん(笑)



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  結婚式は市庁舎で行われる

  オテル・ド・ビルは市庁舎のことね


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  新郎新婦は2CVに乗ってやってきた

  噴水の池を突っ切ってね


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  いまではフランスでもすっかり見なくなった2CV

  新郎のたっての希望でこの車で乗り付ける

  ピカピカのまるでブランニュウ



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  結婚式は市長さん立ち会いで行われる

  この日は市長さんが居なくて助役さんね

  移民法の改正によりこういったシステムになっている

  不正結婚による不正移住の防止策

  フランス語が苦手な友人には

  政府公認通訳が横につく

  国との正式な契約、もちろん個人と個人の契約

  自由であることと宗教にこだわらないこと

  そんなこと等でフランスが選んだ選択



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  市庁舎の前には花びらが舞う

  祝福のキス

  この一瞬のためにここまでやってきた

  幸多かれと祈る



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  パーティー会場のホテルに戻ってきた

  このホテルの10km四方には何もない、あるのは葡萄畑とオリーブの木だけ

  パーティーが始まるにはちょっと時間がある

  新郎が運転して二人で葡萄畑を回る



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  カクテルパーティーには薦被と升

  鏡開きでパーティーは始まった



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  開けられた酒に合うのはやっぱ牡蠣でしょ

  大粒な牡蠣がどんどん開けられていく

  酒の勢いで

  白ワインより日本酒のほうが牡蠣にどれほど合うか

  力説してまわる(笑)



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  ニンニクとオリーブオイルのこのムール貝も絶品

  カミサンはここから離れなかった(笑)


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  このフォアグラもいたく気に入ったようだがね(笑)




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  カクテルパーティーが終わる頃

  さすがに日の長い南仏でもすっかり暗くなった

  酔いを醒ましに外に出る

  ホテルの庭は素敵にライトアップ

  さてさて時間は9時

  第三幕のディナーパーティーが始まる時間だ







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ラテンな国のお食事事情かしらん [散歩とお出かけ]




  ラテン系の国々を旅行したことがある方はご存じだろう

  これらの国々でレストランが開くのは8時過ぎが多い

  10時頃になって店はいっぱいになってくる

  食事が終われば日付も変わっているなんてざら



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  カクテルパーティーが終わって

  多くのお客さんは帰ったのだが

  残った招待客でのディナー



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  9時過ぎに始まる

  供されるワインはここのワイナリーのもの



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  前菜はシェフのチョイス

  何だったかしら(笑)

  シャンパンやら日本酒やらワインやらでホレホレのパーですから



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  たぶん小鴨の蜂蜜ロースト




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  この地方特産のチーズであるカベクーとイチジク

  緑はノヂシャ

  これは珍しいのではっきりと覚えている(笑)



  そうこうしておると

  会場に音楽が鳴り響く


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  新郎新婦が踊りながらお出まし

  DJに合わせて彼女の友人たちも踊り出す


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  そして老いも若きも踊り出す

  日本人も踊らにゃいかんですからハイ



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  踊り疲れて一休みな午前2時

  ウエディングケーキ入刀ね

  ここでまたシャンパンでカンパ〜イ



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  数々のデザートをぱくつく午前2時(笑)


  外見上タフと思われている私だが

  本当はひ弱な私は3時過ぎにはベッドへ

  後から話を聞くと

  お開きになったのは5時だそうです



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  3時間ほどの睡眠で目が覚める

  そっと部屋を抜け出しホテルの庭を散歩

  雨があがった庭には黒いカタツムリ






  

  

  

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VERCHANTという名のホテル [散歩とお出かけ]




  すこぶる快適だったホテル

  ★★★★★なそうな


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  古いシャトゥを改装したホテル


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  かしこに当時の痕跡


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  バーにはもちろんここで作られるワインもある


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  サンルームから前庭  あいにくの雨模様


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  翌朝のダイニング


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  夜明けまで踊り明かした連中はまだ起き出さない



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  私の泊まった部屋のバルコニーからの風景



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  晴れてくればプロバンスの陽光



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  中庭にはオリーブと柔らかな光

  雨樋も全て焼き物



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  外には葡萄畑が広がる



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  次回は部屋の様子などを










  

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こんな所で長逗留したい [散歩とお出かけ]



  DOMAINE DE VERCHANT の部屋

  朝まで飲んだくれて

  ただただ仮眠をむさぼるだけじゃもったいないね


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  倅たちもいたので、我が家族はアパートメントタイプ

  食材も注文できる

  カントリースタイルね



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  アイアンのヘッドボードが素敵



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  バスルームには全身シャワーブース



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  大きなジェットバスとガラスタイルのバスルーム

  ゆっくりとバスに浸かることもなかったので

  バスローブもそのまま

  そもそもバスローブを使う生活に縁はないし(笑)




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  友人が泊まった部屋

  イタリアンモダンスタイル



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  バスルームは壁で仕切られているだけで、扉は無い



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  その奥のシャワールーム



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  部屋の奥には屋上へ上がる階段

  この上が素敵なの



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  大きなジャグジーとサマーベッド

  あいにくの雨が恨めしい(笑)



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  ジャグジーから望む中庭



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  彼の部屋はこんな階段で登る4階



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  このホテルのオーナーは

  妥協無く自分の好きなように改装したのだという

  決して一流の品々で埋め尽くされているわけではない

  センスとイメージの勝負

  

  本来なら数泊して、ゆっくりと過ごすのが流儀だろう

  だけどだけど私向きじゃないかも(笑)

  テントとか木賃宿のほうが私には似合ってるね

  こんな所で長逗留したいとは常々思うのだが

  根が貧乏性ですから



  現地の友人が予約してくれたホテルに2泊した

  さてこれからレンタカーを借りて

  成り行き任せの南仏旅行











  







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輪になって踊れって [散歩とお出かけ]



  イースター休暇の最中である南仏

  レンタカーを借りられるのも空港だけ

  倅が泊まりたいというマルセイユのホテルも今夜は取れない

  そうすると今夜はどこかに泊まらなきゃならないわけだし

  結婚式に来ていたフランス人に聞いた

  アルルはどうだろうね〜と

  彼曰く

  今日はアルルのお祭りで宿を取るのは難しいし

  それより、ポッとした日本人には今日は危なすぎるよ、とのこと

  久々の右側通行で祭りの中に入っていくのも考えモンだしね

  行き先はアビニョンに決定



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  空港で車を借りる

  プジョー308 1.6リッターディーゼルターボ

  これが5人と荷物を載せてもよく走る

  借りるのにすったもんだして1時間程か

  先ずはモンペリエ駅に向かう

  そこでモンペリエからフィレンツェの夜行列車のチケットの予約

  以前はバルセロナーローマという海岸沿いの夜行列車が走っていた

  そいつには昔随分とやっかいになった

  今回もそれに乗ろうとしたのね

  しかしTGV網が完備されてローカルな列車はどんどん無くなってきていた

  それは日本もフランスも同じ

  リヨン付近までTGVで戻って

  リジョンからパリ発の夜行列車に乗るしかない

  尚かつ希望した列車は予約でいっぱいなのね

  それでもどうにか1日遅れでチケット購入

  その分プロバンスの時間が延びる(笑)



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  久々の右側通行を楽しむが

  旧市街地の道は本当に狭い

  車がどんどん大型化するから尚のこと

  オプションで注文した簡易カーナビ

  これが知らないプロバンスの道では大活躍

  ただ城壁都市のアビニョンでは壁を越えて行けとかで困ったけどね

  

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  どうにか今夜の宿も確保

  旧市街で駐車場のあるホテルは貴重

  3階の部屋の奥にはこんな広いバルコニー

  シャワーだけの安い宿だが快適



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  宿の前のパン屋さん

  実際に使っている自転車のようだが

  ディスプレイとしても魅せるね〜



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  欧州の小さな街の広場によくある回転木馬

  時代掛かったこれ 好きなんです



  
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  こんな路地を抜けて、地図も見ないでただ歩く




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  広場に出る手前に大きなカテドラル

  ここアビニョンはフランス人教皇によりローマ法王庁が69年間あったところ

  世に言う「アビニョンの補囚」



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  路地の道ばたに佇むシムカ

  元々はフィアットの傀儡会社でスタートしたフランスのメーカー

  これは多分50年代終わりのシムカ・アロンド

  日本じゃお目にかかったこともない




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  「アビニョンの橋の上で」で有名なサン・ベネゼ橋

  輪になって踊れと歌では言うが

  狭くて崩れやすいので踊らない方が良いと思います・・・・・




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  やれやれすっかり日も落ちて

  路地を歩き疲れた私たち

  プラタナスの木陰のむこうには小さなレストラン

  晩飯にしよう

  

  

  

  

  

  

  

  

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アビニョンのおやじ [散歩とお出かけ]

 

  14世紀ここアビニョンには教皇庁がおかれた

  「バビロンの捕囚」をなぞり「アビニョンの捕囚」と呼ばれている



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  中央集権王制国家を目指すフィリップ4世に屈したかたちで

  ローマからこの地へ教皇庁を移した



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  現在残っているバロック建築でも最大級

  しかし、内装は荒れ果て荘厳で華麗であったはずの壁面は想像するしかない

  当時のローマカソリックの権力と財力の強大さには驚かされる



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  7代に渡る教皇がここ住んだのだが

  趣味が随分と違ったようで、様式の統一感はない

  上の2枚の写真、天井の作りがいかにも違う



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  建築学的には構造がよく分かって良いかもしれないが

  華麗であったろうフレスコ画は漆喰と共に消え去っている



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  設計に携わった建築家も多岐にわたる

  この階段室は当時の最先端であるイタリアデザイン



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  フランス革命以降の破壊と略奪

  調度品は持ち出され、壁は剥がされ

  獄舎として使われ、斬首された遺体は塔に積み上げられていたという

  その後も兵舎として長く使われてきたのだという




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  王制から共和制へ

  王侯貴族からブルジョワジーに

  芸術のパトロンは形を変えていく

  
  印象派以降、フランスは文化の香りと芸術の国との印象が強いだろう

  確かに多くの芸術家が集まり切磋琢磨していた側面は大きい

  しかし、芸術と美をフランスの売りとしたのはアンドレ・マルローの時代

  ドゴール政権下文化相だったマルローは世界にそれを印象づけた




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  教皇区とその周辺の歴史的景観地区は世界遺産に登録されている



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  パリよりバルセロナのほうが近いこの地でパエリヤの昼食

  今夜の宿はマルセイユと決まっているのだが

  どのように行くかの相談

  勝手気まま行き当たりばったり

  

  ピカソ初期キュビズムの傑作「アビニョンの娘たち」

  それはここアビニョンではなく、バルセロナのアビニョン通りのこと

  アビニョンのおじさんたちはそのことをこの地で知ったことは秘密である





  

  

  

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ラウンドアバウト [散歩とお出かけ]



  
  借りた小さなカーナビ

  これがことのほか役に立った

  ダウンタウンや大都市を除けば、交差点はラウンドアバウト

  サークルとかロータリーとも言われるものだ

  言語を英語にしておくと、交差点の案内をしてくれる

  右側通行なのでラウンドアバウトは反時計回り

  直進方向に行くときは2ndエグジットとか

  右折のときは1stエグジット、左折は3rdエグジットとかね

  英語表記にすると距離換算もマイルになってしまうのには閉口したがね

  交通量も少ないプロバンスを走るには快適



  オートルートを走っていくと

  左前方に特徴的な山の姿

  サン・ビクトワール山に違いない

  セザンヌの暮らした街、エクサンプロバンス



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  ラテン語のアクアから転訛したエクス

  豊富な水量の地下水の上に小さな街がある

  ここかしこにある噴水

  馬車しか想定していない細い道(旧市街はどこでもそうだけどね)



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  道に埋め込まれたCのマーク

  これを辿ればセザンヌゆかりの場所に行けるのだそうだ

  しかし、舗装は修理されしばしばこのマークは無くなる(笑)



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  たどり着いたセザンヌの生家



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  今は幼稚園になっている

  これらのイエローオーカーの街の色

  それはこの地で取れる土の色

  アフリカも含めて地中海沿岸の色だが

  それでも結構色合いが違う

  ここエクスの壁の色は素敵



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  旧市街を抜けてポール・セザンヌ通りを行く



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  セザンヌのアトリエ

  このアトリエはセザンヌが設計して建てさせたもの

  外にはセザンヌが愛した広い庭

  今ではうっそうと木々が育ち見通しは悪い

  しかし、当時この高台にぽつんと1けんだけあったアトリエ

  その当時に思いを馳せるのは難しいことではない



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  入り口を入るといかにもという特徴的なモチーフ(笑)





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  アトリエの中は撮影禁止なのでドアの外からパチリね(笑)



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  アトリエの北側には大きな明かり取りの窓

  左側の細長い扉は大作の絵をアトリエから出すための搬出搬入口


  アトリエについてちょっと補足

  多くのアトリエは南からの強い光を嫌う

  故に安定した柔らかい光を求めて北側に大きな採光をとる

  普通の学校の建物では北側に廊下があり南側に教室がある

  美術系の学校では南側に廊下があり北側に教室がある

  そして廊下は憩いの場所となる(笑)




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   ラウンドアバウトには寄り道という意味もある

   この写真で、ここに我が愛車スマートで来たと言っても信じてもらえるかしらん

   世界中を自分の車で寄り道できたら、すこぶる素敵なのに





  


  


  



  

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知性の肉体美 [散歩とお出かけ]




  ル・コルビュジエという建築家がいる、近代建築の巨匠

  モデュロール(moduleor)という考え方の発案者

  module(寸法)と section d'or(黄金分割)からの造語



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  左がコルビュジエが参考にしたというレオナルド・ダ・ヴィンチの「人体図」

  右がコルビュジエのモデュロール概念図

  人が手を挙げた高さを黄金比とフィボナッチ数列で解析している

  彼は建築の基本寸法としたかったらしいがそれは叶わなかった

  私の浅知恵だが垂直方向だけで水平方向の考察が足りないことと

  この概念図じたいに結構無理がありこじつけっぽいしね(笑)

  日本風に言ったら立って半畳寝て一畳だね

  しかしインフルエンシャルな神話であることはたしかだ


  コルビュジエが提唱した近代建築の5要素

  1.ピロティ 1階部分が構造体の柱だけで成り立っている
  2.屋上庭園
  3.自由な平面
  4.水平連続窓
  5.自由な立面

  床(スラブ)・柱・階段だけが建築の主要要素であるという

  それをドミノシステムと名付けた


  輝く都市(Cite radieue)という彼の都市計画

  それを具現化したユニテ・ダビタシオン(Unite d'Habitation)
 
  彼の都市計画案を集合住宅として実現したもの

  5つのユニテ・ダビタシオンが作られたが

  最初に建築され一番有名なユニテ・ダビタシオンがマルセイユにある


  それそのものが1つの都市として機能する

  本屋もあればレストラン、体育館、幼稚園、ホテル等もそなえる


  小さなカーナビでは流石に大都会はきつい

  道に迷いながらもマルセイユ郊外のユニテ・ダビタシオンに到着するが

  独特な右折左折システムで見えているのになかなかたどり着けずにあたふた(笑)

  

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  レストランの入り口がホテルのレセプションも兼ねる

  遅い時間に到着したのでレストランの予約はいっぱいで取れなかったが

  コルビュジエデザインの椅子(LC2)に座って

  本家本元に来たな〜と感激(笑)


  上野西洋美術館も基本設計はコルビュジエ

  西洋美術館も含め、いくつかの現存する建物群で世界遺産への登録を試みたが

  それは未だに叶ってはいない

  1952年竣工の輝く都市


  この項目1度で済まそうと思ったのだが

  次回もユニテ・ダビタシオンね












  

  





  


  

  

  

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投影された神話 [散歩とお出かけ]




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  3階4階の一部がホテル

  アパート自体はメゾネット形式になっているらしい
 
  LC1シェーズロングが置いてあった 

  このテーブルを見たカミサン

  「あれ〜どっかで見たことがある〜」と笑う

  我が家を新築するにあたって

  建築端材を使って自作したテーブルの元ネタです(笑)

  

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  バルコニーにはニッチと日差しを遮るシェード



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  3階4階の共有部分



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  外も含めて繰り返されるモチーフ



  早朝の散歩

  犬を連れて散歩している人に話しかける

  ここに住んで5年ほどになるという

  しかし順番を待つのに10年掛かったと言っていた

  60年近く前のモジュールだ

  今暮らすには不便な点も多いだろうが

  彼はずっとここに住み続けるよと言っていた




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  朝食もレストランのバルコニーでね

  レストランで朝食をとっている面々

  いかにもユニテ・ダビタシオンに泊まりに来ましたといった人々か

  そりゃそうだ

  マルセイユの中心からは外れているし

  周りには見るべきものも何にもないのだから

  ここに泊まることが目的な人々

  もちろん私たちもそうで〜す(笑)



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  荒々しい外観の打ちっ放しのコンクリートから一転

  室内に多用される曲線とアイアンワーク、そして無垢の木


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  レストランのトイレにはブルーのちいさなモザイクタイル

  自然光の差し方で微妙に色を変える
 
  サヴォア邸のバスルームと同じかしらん 




  それでは屋上に上ってみよう



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  木が生えていないが、手前側が庭園とベンチ

  奥に浮かんでいるのが幼稚園

  その下には児童用のプール



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  舞台もあり演劇やコンサートもOK



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  ちいさな体育館

  屋上を一周できるプロムナードはランニングトラック

  この日もジョギングしている人がいた



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  特徴的な排気口、モチーフのイメージは統一されていることがよく分かるだろう



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  このホテルのキーホルダーにもモデュロール

  自分へのお土産に購入してしまった(笑)




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  入り口にも掲げてあるモデュロール


  こんなことがあった

  屋上から下りエレベーターに乗った

  途中凄い美女が2人と数人の男性が乗ってきた

  同じ階で降りる

  彼女たちはスッと羽織っていた上着を脱ぐ

  ライトとカメラ

  ファッション写真を撮っている

  いや〜素敵でした(笑)








 

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ロマネスク その光 [散歩とお出かけ]


 
  プロバンスの山深く
 
  マルセイユとカンヌの中間ぐらいか
 
  プロバンスの三姉妹と呼ばれる修道院の一つ
 
  ル・トロネ修道院がある
 
  ゴシック以前のロマネスク様式
 
  シトー派修道院の厳格な建築様式にのっとった建物
 
  ゴシックが絢爛豪華な様式とすれば
 
  ロマネスクは質素な力強さか
 
 
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  イースターマンディの翌日
 
  オートルートを降りて、細い田舎道を1時間ほど走る
 
  道標となる看板なんてありゃしない
 
  本当にこの先に修道院があるのか
 
 
 
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  考えてみれば、修道院なのだから人里離れて建っていても当たり前の話だ
 
  建築家のあいだではつとに有名な建物
 
  いったいそれは自分の目で見て
 
  その場に佇むしか分かる方法は多分無い
 
 
 
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  装飾も大きなステンドグラスもない
 
  小さな明かり取りの窓
 
  思いのほか内部は明るいので驚く
 
 
 
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  修道士たちはここで無言で過ごす
 
  この地方の赤茶けた石にプロバンスの陽光が差す
 
  
 
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  光が彩なして作り出すのは影
 
  痛烈で鮮烈な影の印象が際立たせる光の存在
 
 
 
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  傾斜地に建っているため中庭を巡る回廊には段差がある
 
  特徴的なその回廊に巡る光と影
 
 
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  力強く無駄な装飾を省かれた質実剛健な柱 
 
  ここでも彩なす光と影
 
 
 
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  回廊に囲まれた中庭
 
  奥には六角形の泉水堂
 
  回廊の要であり、そして修道士たちの祈りと生活との接点でもある
 
 
 
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  まるで宮崎駿のカオナシのよう
 
  養蜂の為のものと当たりを付けたが
 
  本当は何に使われていたのかは私には分からない
 
 
 
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  彼らの糧を得る為のオリーブ油を絞ったり
 
  ワインの醸造製造をした作業部屋
 
  後期は僅かな修道士たちが細々とここを守っていたのだという
 
 
 
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  建築的歴史的価値の高さに、ここの保護に行政も乗り出したのだという 
 
  倅は建築を勉強しているといったら、拝観料は無料だった 
 
  厳格な合理性の美学
 
  無宗教であるような私には宗教的な意味とか基礎知識にも欠ける
 
  一切の無駄を廃した幾何学的な佇まいに息を呑むだけだ
 
 
 
 
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  ルネッサンスはギリシャに戻れといった
 
  ロマンティシズムはローマへ戻れといった
 
  質素なロマネスクは華美なバロックへ変わり
 
  乱暴な話だが華美な近代はモダンの名の下にミニマルに変わる
 
  揺れ戻しは世の常か
 
 
 
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  リヨンにコルビュジエ設計のラツゥーレット修道院がある
 
  その修道院を設計するにあたり
 
  依頼主である神父よりル・トロネ修道院を研究するようにと言われたのだという
 
 
 
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  装飾に惑わされない造形
 
  現代美術のミニマルとはちょっと違うが
 
 
 
  多様化とかいう私には理解できない御託
 
  本来人間は根源的に多様であったはずだ
 
  モダンからポストモダン
 
  そんなことを言われたのは何年前のことか
 
  多様性とかいうものを盾にして
 
  画一的に文化を纏め上げようとする矛盾
 
 
  欲と好奇心ばかりの私には無理かもしれないが
 
  静謐な生活には憧れる(笑)
 
  憧れるのは自由だしね
 
 
 
 
   
 
   

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コートダジュ〜ル〜 [散歩とお出かけ]


 
  シャルルドゴール空港に到着し、そのままTGVでモンペリエ
 
  そんな風にはじまった今回の欧州行きだが
 
  その汽車の中でカミサンが隣のフランス女性と話していた
 
  今回初めての南仏なんだけど何処が見所?なんてね
 
  彼女曰くマルセイユの隣町のカシに行くといいよとのこと
 
  白ワインがとっても美味しい場所なのだという
 
  ワインが美味しいのなら行かなあかんでしょ!
 
  ・・・・・でもでも今回、何処でもワインは美味しかったけど(笑)
 
 
  昨夜泊まったマルセイユ
 
  イースターマンディでほとんどの商店レストランはお休み
 
  タクシーの運ちゃんに
 
  「今日やっていて、美味しくて、安い店につれてって」と頼む
 
  連れて行かれたのがブイヤベースの店なの
 
  しっかりとしたレストラン
 
  今回の旅行で一番高かった(笑)
 
  勿論美味しかったけど
 
  それよりそれより其処で飲んだ白ワインはカシのワイン
 
  それがことのほか美味しく、本家本元にも期待は大きい
 
 
 
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  細いつづら折れの道を海に向かって下っていく
 
  その両側は葡萄畑
 
  極々道の細い、小綺麗な小さな町に入っていく
 
  海岸沿いの駐車場に車を止めて、遅めの昼食へ
 
  駐車場の隣の公園ではペタンクに興じる人々
 
 
 
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  どこかで見たことのあるような風景(笑)
 
  コートダジュールの小さな港町
 
  場所は違うのだけれど、ニーノ・ロータが聞こえる?
 
 
 
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  先ずはお目当てのワイン
 
  先日マルセイユで飲んだ方が美味しいようなきもするが
 
  それはこの陽光の中での気のせいでしょ(笑)
 
 
 
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  日差しの強い外のテーブル
 
  ギャルソニエは麦わら帽子を持ってきてくれる
 
  「paceさんテーブルも椅子も赤かったからこの店選んだでしょ」と友人
 
  コントラストに引き寄せられる虫のようです(笑)
 
 
 
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  昼食を終えるとカシの町を離れる
 
  お昼はここねと決めていただけなので
 
  もったいない話だがね
 
  路地から大きな道に左折したときにやってしまった
 
  左車線に入ってしまい、正面から車
 
  一同驚きの声
 
  事なきを得たが、気がゆるんでいたのね(笑)
 
 
 
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  マルセイユの街に戻ってきた
 
  ここで、パリに帰る倅たちを駅でおろす
 
  本来南仏はマルセイユの一泊だけの予定だったが
 
  どたばたどたばたして三泊することとなった
 
  
 
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  道に迷いながらもマルセイユから脱出成功
 
  カミサンと友人と私の3人
 
  地図をにらみながら今夜の宿の当たりを付ける
 
  高速道路をまたぐ橋の上のレストランで休憩
 
  昔はフランスやイタリアで多かったタイプのサービスエリア
 
  今では随分と少なくなったようだ
 
  人気も少なく結構寂しい
 
  先を急がなくては
 
  いくら日の長いここでも
 
  さすがに日が暮れてしまう
 
  
 
 
 
 
   
 
 
 
 
 
   
 
    

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海のマリアたち [散歩とお出かけ]


 
 
  南フランス、マルセイユとモンペリエの間に湿地帯がある
 
  「カマルグ」と「小さなカマルグ」と呼ばれる 湿地帯
 
  両方あわせると100km程もあろうか
 
  そのカマルグの東、小さなカマルグの西
 
  サント・マリー・ド・ラ・メールという小さな海辺の町がある
 
  その意味は海からの聖マリアたちという意味
 
 
 
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  低層の家々が並ぶ小さな町
 
  ホテルにたどり着いたのは8時頃か
 
  小さなホテルだが綺麗な寝床とお湯の出るシャワーがあれば充分
 
 
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  ホテルに荷物を放り込み海岸に出る
 
  港の漁船たちの向こうに日は沈み始める
 
 
 
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  港の西側に人々が集まる
 
  小さなカマルグの方に夕日が沈む
 
  さて空腹の私たちは晩飯が重要
 
 
 
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  暗くなったレストラン街
 
  といってもなんだか寂れたような風情
 
  大きな街とは違って夜は早い
 
 
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  観光シーズンに入る前のこの町は人数も少ない
 
  パエリアの大きな鍋が寂しそうにその匂いを奏でる
 
 
  一通りレストランを吟味
 
  小さなシーフードレストランに居を定める
 
  「ムール貝のワイン蒸しと牡蠣!」と親父にいう
 
  彼曰く、今日の貝は全て無くなったと曰う
 
  私たちは、漁師が大きな袋に牡蠣とムール貝を運び入れるのを見ているのです(笑)
 
  そのことを彼に言って、いつまででも待つよと伝える
 
  奥の厨房へ行って聞いてくると親父は引っ込む
 
  帰ってきた親父は「1人分づつなら作れるそうだ」と
 
  私たちの後からも何組かのお客が来るのだが親父はオーダーを取りに来ない
 
  ようやく来ると彼の手は真っ黒
 
  ムール貝を処理すると手が真っ黒になるのです
 
  彼がオーダーも取れば料理もするのでした(笑) 
 
 
 
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  またもやカシの白ワインで始まった晩餐
 
  テーブルクロスが紙であることで店の格も分かるでしょ(笑)
 
  安くて美味しければOK!
 
 
 
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  完全に暗くなりきれない空は濃い群青
 
  この空の下、たらふく食って、たらふく呑んだ
 
  
 
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  流石に時間も夜中にさしかかると寒い
 
  仕上げのコーヒーは店の中で頂くとする
 
  チョコレートもで出来合いのものだがね
 
  一段落した店の親父が色々と話しかけてくる
 
  フランス語が分かるのはカミサンだけ
 
  酔って通訳するのは放棄したようだ(笑)
 
  英語、フランス語、日本語のチャンポン会話
 
 
 
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  そぞろ歩きで宿へ向かう
 
  酔って迷うほど大きな町じゃない
 
  
 
 
 
   
 
   

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黒いマリアの伝承 [散歩とお出かけ]


 
 
   サント・マリー・ド・ラ・メールという名前の伝承
 
  マグダラのマリア、マリア・サロメ、マリア・ヤコベ、マルタ(アリアの姉)、ラザロ(マリアの弟)
 
  そして従者のサラ
 
  イエスの磔刑、彼の復活後に最初に出会った女性たちがこの地に小舟でやって来たのだという
 
  マリア・サロメ、マリア・ヤコベそして従者のサラがこの地に残った
 
  彼女たちを祭った教会がこの地にはある
 
 
 
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  サラセンからの幾たびもの侵略に備えた城壁のような外観
 
  海側の高くそびえた様はまさしく砦
 
 
 
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  屋上に登って見える地中海
 
 
 
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  そして東側に遠く見えるのはカマルグ湿地帯
 
 
 
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  錨とと十字架がこの町のシンボル
 
 
 
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  とても小さな教会
 
 
 
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  祭壇の地下には幾重ものケープを羽織った黒いマリア
 
  彼女は従者のサラ
 
  アラブ系(インド系とも)の褐色の肌をしていたと伝えられている
 
  ロマ(ジプシー)が崇めている黒いサラ
 
  五月末ロマが集まり祭りがあるそうな
 
  闘牛も始まり、ここの観光シーズンも始まる
 
  「ダヴィンチコード」を読んだ方ならサラの名前に心当たりがあるだろう
 
  小説の中では、サラはイエスとマグダラのマリアの子供とされていた
 
 
 
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  ここカマルグは欧州では珍しい水稲栽培が行われている
 
  下の段にあるのがお米ね
 
  カマルグの白い馬、フラミンゴ、探鳥、製塩業が有名
 
  ここで購入した「カマルグの塩」がすこぶる美味しい
 
  新鮮なキュウリにこの塩をかけただけ
 
  そんなものが最近の酒の肴(笑)
 
 
 
 
 
 
 
   
 
   
 
   
 
   

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