国境そしてジザフへ シルクロード−3 [シルクロード]
国境に到着したのが14時半
昼食、バイクの書類の用意、出国準備
旧ソ連邦の弊害であるお役所仕事
17時40分カザフスタン出国
2年前荷物を持って歩いた2キロ程の道をバイクで行く
長く続くトラックの行列をかすめて先頭へ急ぐ
17時50分ウズベキスタン入国審査
外貨持ち込み制限
持ち金全てを申告書に書き込む
勿論出国時は持ち出し制限もある
適当に書き込めば出国時にもめる
バイクは臨時輸入物扱い
国内保険2ドル(何の保健かは判らない)
なんだか判らない2ドルは道路管理部に払う
私が初めて外国に出かけたのは40年前
当時1ドル360円
当然当時の日本にも外貨の持ち出し制限があった
予防注射のイエローカードも必要だった
いつの間にかに簡易になった海外渡航
長い列に並びながらそんなことを思い出した
国境を越えたのは19時
時差が1時間あるので現地時間で18時
国境を出たところのカフェでスタッフの入国を待つ
どこの国でも隣接する国の人間の入国にはうるさいものだ
カザフスタン人の入国はもめにもめる
事前送金したドル
現場で渡したドルも彼らは持っている
窓口も人によって言ってくることも違う
持ち込める金額、書類も人が違えば言ってくることも違う
窓口をたらい回しにされる
当然インフォメーションもない
後で判るのだが
カザフスタッフのサポートカーは随分とドルを没収されたようだ
事前に全員でドルを分散させていればOKだったのに
それは後の祭り
このカフェで2時間ほど待つのだが
近所のこども達が集まってくる
ヘルメットをかぶりグラブをして写真を撮れとせがむ
バイクにまたがって遊ぶこども達
バイクを倒してしまう輩も出てくる
大人達に怒られて退散するこども達
私のグラブはその時持ち去られてしまったようだ
悪気があったとは思いたくない
グラブをしたまま遊んでいて
近所のおじさんに怒られて逃げていくとき
私のグラブをしたまま逃げていってしまったのだろう
ヘルメットじゃなくてよかった(笑)
すっかり夕闇迫る頃、カザフスタッフのサポートカーが入国できた
さてこの暗くなる時、我々はウズベキスタンをスタートする
今夜の宿泊地ジザフまでは160kmほどか
20時スタート
途中すっかり真っ暗になる
対向車のヘッドライトはアップのまま
街路灯が全くない道
シールドに反射した光は、私達の視力を奪う
オフロードバイクの貧弱なヘッドライト
前を走るバイクのテールライトだけが頼りだ
24時ジザフ到着
途中給油をしながらどうにかたどり着いた
休憩の時に見上げた空には満天の星
初日からの夜間走行
翌日からは仲間の持っていたスペアのグラブで走る
ラッキーでありました!
本日の走行348km
ジザフ
漆黒の闇をつん裂いて走るのでしょうが、
休憩のときなど、満点の空の星明りはすばらしいものでしょうね。
by sig (2010-07-16 01:29)
旧ソ連時代は外国人の移動は飛行機か列車しかなかったと聞きましたが、随分変わったんですね!
by 駅員3 (2010-07-16 05:46)
道中、綿畑はどんな風でしたか?南北戦争のおかげで、綿を栽培することになったそうですね・・・。
道中お元気でお過ごしください。
by okko (2010-07-16 11:35)
札束、、、どんだけ持って行ったんですか~!
by 吟遊詩人41 (2010-07-16 19:30)
横向いちゃってる標識が可愛いです♪
疲れちゃったのかしら?(笑
by はぴふる (2010-07-17 10:44)