１９８１年マイルスのギグ [音楽とか映画とか]
イバン族 さんからのコメントにお答えして
その頃の事など、四半世紀前の出来事
日本公演のレコード（ＣＤ）
当時評判ボロクソ、交通事故の後遺症で６年ぐらい演奏できなかったらしい、又軽度の肺炎でもあったらしいが。
私は当時ニュウヨークに住んでいた為リアルタイムでは聞いていない。
帰国してから、ビデオでみたが、なるほど酷いという印象。
７５年大阪公演の２枚（２枚組みなので４枚？）
これがあの当時のマイルスが感じられる好演
さて本題（前置きが長い！）
日本からの友人の手紙で新宿公演はボロボロだと聞いていた（マイルスは自伝の中ではそうは書いていないが）。
The Man With The Horn(1980) を聞く限りでは、復活したマイルスを感じていた
そんな時、アパートでラヂオを聴いていると、ＤＪが来週マイルスの復帰を祝ってクラブイヴェントをするという。
確か前年にボストンでそれはやっているので私の聞き間違いかと思ったが、もしやるのなら、是非にも行きたい。
早速ラヂオ局に電話、確かにやるとのこと、当時私はブルックリンに住んでいた為、マンハッタンに住む友人にチケットを頼む。
どうにか４枚を入手、実際に行ってみるとこれはプラチナチケット。なんせ２００人ぐらいの箱。それも何処かで見た顔（勿論一方的に）ばかり。
２階に２列あるテーブルのステージ側。
私の前に座った友人がさかんに私の後ろを指差す。
ヒョイと振り向くと・・・・・・・目の前にミック・ジャガー！！！
なんと３０cmぐらいのところに彼の顔がある。
それにしても大きな顔で、体中顔みたい。
さすがにキースは居なかったけど（別のテーブルか？）
メンバーがそろっていた。
Mike Stern (g)
Marcus Miller(b)
Al Foster(ds)
Mino Cinelu(pacu)
Bill Evans(sax)
でギグは始まった。
なんの！日本での悪評を危惧していたが、そんな所は微塵とも感じさせない好演。マイルスも吹きっぱなし！
帰国してから、新宿厚生年金でも聴いたが、この時以上では無い！
えらく上機嫌で１ＳＴを終える。
ここの所は、記憶があやふやなのだが、ブレイクらしいブレイクは無かったかもしれない。多少の休憩程度で、飲み物の追加をした程度か。
２ＮＤが始まると、ちと様子が違う
マイルスがステージから降りてくるのだ！
誰かを連れて又ステージに上って来る・・・・・・・・なんと！
デイヴ・リーブマンではないか！
可哀相ににビル・エヴァンス（ピアノのビル・エヴァンスではありません。もっとも彼は前年にお亡くなりにそれはここに）は、お役御免！
暫くすると、またマイルスが客席にオイデオイデをする。
エムトゥーメイが上がってきた！
またも可哀相にミノ・チネル（マイルスの甥っ子らしい）は、お役御免！
完璧を規するマイルスバンドではあり得ないメンバーチェンジ
よほどホームタウンのギグをマイルスは気に入ったのだろう
マイルスの演奏もリラックスしていながら気合が入っていたと思う
ここまで楽しめたライヴは、私も経験が無い
私のベストライヴである
ＮＹでのＬＩＶＥはまだまだ面白い（私がかってに）話がタンとある
覚えている内に書いておかなくてはね
年取ると物忘れが激しいんです
ブルースは絆
ブルースが好きな者の集まり入会自由
手を上げた人「あなた」も会員です！
ハーモニカが好き
Black & White も大好きさ
全てのバルコニーにＰＡＣＥを
ＳＭＲＴは横置きでも駐車に必要な面積は変わりません！
ニューヨークでプラチナチケット、ギグ。ついでに生ローリングストーンズ拝見ですか(@@) うらやましい！
by セローおじさん (2006-02-01 09:28)
いろいろなよい趣味をお持ちで。
四半世紀前の出来事 は当方の分野ですが、 中々(^^)
by 『ターボー』 (2006-02-01 18:52)
＞セローおじさん ナイスありがとうございます
＞『ターボー』 さんコメントありがとう
人生長く生きていると、いろいろあります
by pace (2006-02-02 00:50)
paceさん
素晴らしいです。臨場感。どうもありがとう。
新宿西口は、学友とチケットを買いながら、風で熱発。私だけ行けなくて、後でマイルスが鼻たれていた等の話を聞きました。
今なら、熱出てても遊びに行くのに、当時は、一応毎日学校行ってる（ことになってる）身分だったので。
ビルエバンス、ミノシネルのかわいそう？…な、というか、微妙な交代、緊張感、目に浮かぶようです。
後に、読売ランドイーストで見た時、ジョン・スコフィールドが、ソロの途中で、マイルスに止められてたの見て、ゾッとなったことがあります。
それでも、マイルス、カッコいいですよね。
マイルスの話、久しぶりです！
by イバン族 (2006-02-02 01:14)
＞イバン族さんコメントありがとうございます
読売ランドイーストで見た時、ジョン・スコフィールドが、ソロの途中で、マイルスに止められてたの見て、ゾッとなったことがあります。
その時ピアノの影にいたのが・・・私だったりして・・・・へへへ
by pace (2006-02-02 01:36)
…悶絶しました！
今まで聴いていたジョン・スコもといウェスのギターをとめて、
深夜だというのに、「ＰＡＮＧＡＥＡ」に入れ替えました！
僕が52km/hオーバーで捕まったとき、車内で流れていたのはこれでした！
1年半越しのコメントですみません（笑）
by (2007-07-18 01:03)